2022 扉をあけると、あたらしい風

釜ヶ崎の越冬をおえて、またあたらしい扉が開きました。

お元気におすごしですか。

毎年のことながら、越冬にあわせて正月休みなどないココルームは、そのまま日常になだれこんでいきます。今年は一月下旬に大阪関西国際芸術祭の展覧会をひかえ、その準備に追われています。

年末に突然、ココルームの施設名を「釜ヶ崎芸術大学」に変えると言い出し、そしてスタッフ体制もおおきく変わりましたので、ここにお知らせします。

一年半あまり、レジデンス的な立ち位置でココルームに関わっていたテンギョーが、現場責任者として事務局長となり、一月半ばからもうひとりスタッフが増えます。

ココルームという仕事場は不思議で、秋からこの間、「従業員」が存在しないまま、毎日オープンしていました。それはひとえに、インターン、ボランティア、お客さんだけど手伝う、などいろんな言い方があるものの、ここがオープンしていたほうがよいと考えてくれた人たちのおかげです。寄付をふくめ、ほんとうにありがとうございます。

もうしばらく、「日々人生劇場」におつきあいください。

であいと表現の場・ココルームにめぐる季節は、不確実だけど好奇心にみちています。

さあ、扉はひらきました。

頬にあたる、あたらしい風のにおい。

2022/01/15  ココルーム