釜ヶ崎芸術大2016 大学院・講師プロフィール

上田假奈代 うえだ かなよ 詩人

1969 年生まれ、3 歳より詩作、17 歳から朗読をはじめる。1992 年から多様な人々にむけて詩のワークショップを行う。2003年ココルームを立ち上げる。「こころのたねとして」など、さま ざまなワークショップメソッドを開発する。NPO 法 人ココルーム代表理事。 2014 年度 文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞。

大東翼 おおひがし たすく 建築家

兵庫県生まれ、浜松市育ち。株式会社大と小とレフ代表取締役。
建築家として大阪にて活動後、2011年、浜松に拠点を移す。住宅や店舗の設計、さまざまなプロジェクトの企画運営に携わる。2013年には、鈴木一郎太とともに大と小とレフを共同設立。ココルームのゲストハウスの設計を担当。

岸井大輔 きしいだいすけ 劇作家

1970年生。1995年より、美しい人々とか面白い人々とかを演劇としてみることを作る方法を求める。つまり、他ジャンルで追求された創作方法による形式化が演劇でも可能かを問う作品を制作している。代表作『potalive』『文(かきことば)』『東京の条件』『好きにやることの喜劇(コメディー)』kishiidaisuke.com

倉田めば くらた めば
薬物依存回復支援団体 「Freedom」代表

1993 年フォトグラファーの仕事をやめ、薬物依 存回復施設「大阪ダルク」を設立。センター長に。 2002 年、薬物依存症からの回復を支援する市民 団体「Freedom」を多くの賛同者とともに設立。 現在は代表。神戸学院大学学際機構客員教授。

砂連尾 理 じゃれおおさむ 振付家・ダンサー

1991年寺田みさことダンスユニットを結成。近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+Junkan Project」、舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、音楽家・野村誠との「家から生まれたダンス」、濱口竜介監督映画「不気味なものの肌に触れる」への振付・出演等。また、「とつとつダンス」創作時の言葉が鷲田清一「折々のことば」/朝日新聞連載で紹介される。
立命館大学、神戸女学院大学、京都精華大学非常勤講師。

西川勝 にしかわ まさる 臨床哲学者

1957 年大阪市生まれ。長年、看護師として勤務 しながら哲学に関心を持ち続け、40 歳を過ぎて から大阪大学臨床哲学で「ケアの哲学」を学ぶ。

野村誠 のむらまこと 作曲家

どんな人とも一緒に音楽を作る作曲家。鍵盤ハーモニカ奏者。しょうぎ作曲開発者。NHK教育テレビ「あいのて」監修&出演。作曲プロジェクト「原発やめます」進行中。現在は、淡路島で瓦を楽器に演奏したり、千住で1010人の演奏者と大アンサンブルを試みたりしている。

森村泰昌 もりむら やすまさ 美術家

1951年大阪生まれ。自らが有名な絵画や映画の登場人物に扮し写真に撮るというセルフポートレイト作品を作り続ける。ヨコハマトリエンナーレ2014の芸術監督を務め、記憶と忘却を巡るテーマに取り組む。2015年、京都国際芸術祭パラソフィアに出品。2016年4月、大阪の国立国際美術館で大規模な個展を開催。

山本則幸 やまもと のりゆき 合唱指導

大学時代より合唱を始める。現在、関西合唱団団長、
松原ぞうれっしゃ合唱団、コーラス 3 びき のくまなど大人と子どもの合唱団、そよかぜコー ラスなどの指揮。池辺晋一郎、西村朗、千原英喜、 押尾コータローなど委嘱作品の企画にも携わる

樋口ミユ

劇団Ugly duckling旗揚げ以降、解散までの劇団公演32作品の戯曲を執筆する。OMS戯曲賞を最年少・女性初・2年連続大賞受賞。

劇団解散後は、座・高円寺の劇場創造アカデミー演出コースに編入し、佐藤信に師事。2012年にplant Mを立ち上げ演劇活動をする。

また、子どもや中高生の演劇ワークショップにも積極的に関わる。

震災のあった2011年から毎年3月の春分の日にチャリティ公演、彩雲リーディングを上演しその収入の全てを福島の子どもの保養プロジェクトin久米島に寄付。

若原瑞昌(写真家)

ブラジル愛好家。藤代冥砂氏に師事。東京、大阪、サンパウロ、ブルックリンを拠点に活動。ポートレイト、ファッション、ドキュメンタリー分野の専門。成蹊大学法学部政治学科ゲスト講師を担当。2010年から「釜ヶ崎男前写真館」実施。映画「恃まず、恃む、釜ヶ崎」監督。

中西ちさと(演出家、振付家、ダンサー)
ウミ下着代表/演出家・振付家・ダンサー

大阪府出身・在住。2012年国内ダンス留学一期生。大学在学中にコンテンポラリーに出会い、創作を始める。  演劇作品への振り付けや、近年は演劇作品への出演(上田誠、ウォーリー木下、筒井潤演出作品等)も。西宮市観光キャラクターみやたんへの振り付け、子供向け劇場案内作品の振付演出、高校での指導等活動は多岐にわたる。釜藝には2013年から参加。どんなことも、踊りになる。どんな人も踊れるという信条をもって活動中。

 あかたちかこ(思春期アドバイザー)

大阪生まれ。大学在学中に出会った「エイズ予防」をおもしろい!と思って、そのまま、気がついたらそういうことを仕事にする人になっていた。今は、中学生から大人までを相手に、恋愛やセックスや性病やその周辺について話したり、聞いたりする日々です。時々、保健所で相談屋さんをしたり、大学や児童自立支援施設(教護院の現代版)で教えたりもしています。

山田創平(社会学者)

京都精華大学人文学部准教授。群馬県生まれ。名古屋大学大学院修了。文学博士。専門は地域と差別、地域におけるHIV感染対策、地域と芸術。厚生 労働省所管の研究機関や民間のシンクタンクなどを経て現職。近年は国内外のさまざまなアートプロジェクトでリサーチやコンセプトデザインに関わっている。HAPS実行委員、ブレーカープロジェクト実行委員。