「ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム」を
「ゲストハウスとカフェと庭 釜ヶ崎芸術大学」に改名します。
この場の意味や物語に、変化がおこることを信じて!
ココルームの法人としての正式名称は変わりません。
特定非営利活動法人こえとことばとこころの部屋、
NPO法人ココルームは 略称です。
2012年に始まった釜芸は、釜ヶ崎という街を芸術大学に見立てる発想でした。
2014年のヨコハマトリエンナーレ2014から、
「ココルーム」よりも
「釜ヶ崎芸術大学」のほうが知られるようになりました。
当時もいまも、365日オープンしているココルームがあってこそ、
釜芸が成立している、と現場は思っています。
とくに施設名を変更する気持ちはありませんでした。
けれど、想像以上に早く、釜ヶ崎は変化します。
元日雇い労働者―おじさんたちの高齢化、そして死。インバウンドによるホテルの急増。
けれど、関西におけるこの街への忌避のイメージは根強く、
変わりゆく街とそのイメージの間は、いかんとも埋め難い。
ともかく、この街に立ちあって、であってほしい、という気持ちがますます強くなっていきました。
そう考えると、ココルームという何をやってるのかわからない名前よりも、
釜ヶ崎芸術大学という名前のほうが、その場が何をしようとしているのかは伝わりやすいと考えたのです。
足を運んでもらいやすいのなら、ここ、釜ヶ崎芸術大学へ。
名前は大事ですが、たいして予算もないので、手書きの看板をつくる程度です。
2022年4月1日、釜芸の看板を表にだそうと思っています。
喫茶店のふり、ゲストハウスのふり、芸術大学のふりも加わり、
つまり、生きるために食べて、泊まって、
であいと表現の場としてココルームの(たぶん)第4期がはじまります。
はからずともスタッフ体制も新しくなり、
人手不足のため、キッチンもソーシャル化し、
風通しのよい場づくりにつとめます。
今後とも、いっそうのご関心を寄せていただきますよう、お願いします。
2022年1月 ココルーム