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「野原を食べるかい」レポート 上田のぞ美

母・みさちゃんは「野草料理人」。
「野原を食べるかい」が始まったのは約10年ほど前かな。
奈良は吉野の実家では、参加者が摘み草をしてその場で調理と食事をするという、今風に言えばワークショップのようなものを、みさちゃんはこつこつとやってきました。
今回はその出張バージョン。cocoroomにて野草のお料理を味わうという企画でした。
以前から助手として雑用を担当していた私は、両日とも「もしかしたら吉野に忘れ物を取りに帰えれる人材」として参加しました。
両日とも予約がいっぱいになるほどの盛況ぶり。お客さまも和やかで、スタッフも珍しい食材ながらも頑張り、どうにか無事に終えることができました。
私は舞台監督さながら、タイムスケジュールやスタッフの作業を指図するなどして、あーだこーだと走りまわりました。
2日目には余裕を見せたみさちゃんが、忙しい最中に何故かスタッフやremoさんに野菜ジュースを作ったり、かなちゃんの滋養強壮のために玄米スープを作り出したりして暴走し出しましたが、何とか調整をはかり、本番に影響の出ないよう、取りはからいました。
開場後は、かなちゃんがみさちゃんの野原の詩を朗読し、野原のお酒を飲みながらの会食。
会場内で揚げた野草や花のテンプラもリクエストが出るほどの好評でした。
春の野原の香りがcocoroomに広がったひとときでした。ビバビバ。