台湾の鳳甲美術館で、プロジェクト「逆棲」に参加します!

台湾の鳳甲美術館で、キュレーター柯念璞(Alice Ko)さんによる企画展「逆棲」にココルームが展示をすることになりました。
「都市辺縁部における対話と再建」をテーマに、
台湾の「高雄大林浦社区芸術行動団体」
香港の「活化庁」と共にココルームが紹介されます。
会期は、9月14日〜10月14日。
最初の三日間はココルームスタッフ全員が美術館に押し掛け、ワークショップなどを行ってきます。
そのため、9月13日〜9月16日はお店をお休みします。

鳳甲美術館プロジェクト
「逆棲」―都市辺縁部における対話と再建

「逆」という字には立向う、迎え撃つという意味があり、抵抗及び革命を表す。「棲」は動物が安心して棲息できる空間、すなわち各生物の習性、繁殖、派生変化など、自身の生命を構築する生存空間を意味 する。

「逆棲」は二つの意味を持つメタファーとして、発展する現代都市下において排除されているマイノリティーや弱者を表すだけでなく、ある種の排除された状況や抵抗という意味をもそなえており、同時にこれに関心を 注ぐアーティストとして、対話、参与型の創作を通じて、主流の芸術生産とは異なった角度から開拓する新たな実践なのである。逆棲は一種の新型公共空間としてのメタファーとして今、新公民運動の活性剤となっている。

本プロジェクトは六ヶ月間、香港活化庁・日本大阪のココルーム及び高雄大林浦社区芸術行動団体を対象とし、現地の社会環境と芸術参与対話の調査ならびに現地のアーティストへのインタビューの録音制作の参加型アートの創作理念と過程を「逆棲」をテーマとして同時に討論し、 現地のコミュニティー、公共問題と都市脈絡の参与/対話式芸術作品に対応する。

展覧作品の展示方法としては香港、大阪、台湾三地交流の作品を、鳳甲美術館に設置する。同時に本展覧では三地のアーティストがお互いにコミュニティ コミュニケーションの経験を、交流を通して参考、研究しあうきっかけとなり うることを目標とする。また、研究インタビューを180 ページの冊子に整理し、 日本のココルームには台湾と香港アーティストの映像と冊子を、香港にはココ ルームと台湾のインタビュー映像と作品を設置する。同時に半年間の調査研究 期間における三地のアーティストとのコミュニケーションを記録フィルムの 創作として各地において撮影し、自己の芸術空間と作品を叙述していく。

鳳甲美術館
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