
釜ヶ崎芸術大学はじめての講座、「ZINEづくり」。13時から17時の4時間で、ZINEを作ってしまおうという試み。ZINEとは、個人や小グループで自主的に制作・出版する小冊子のこと。
『ぽえ犬通信』というココルーム発行のフリーペーパーの「編集長」を去年担当して、出版物の編集・発行っておもしろいなと思った経験から、本講座を企画するに至る。
この日は、NHK大阪の取材が来ていた。先方から合作俳句をしてほしいという依頼があり、講座のはじめに1時間ほど合作俳句をすることに。合作俳句とは、上の句、中の句、下の句それぞれの作者が異なる俳句。一つのテーマをもとに、三人で分け合って俳句を作る。参加者9名。 今回のテーマは「方言」(ZINE表紙に9個の句が並んでいます)。



休憩後はZINE作りへ。参加者がそれぞれエッセイを400字程度書き、それを集めてCanvaという編集ツールで共同編集し、近所の輪転機で印刷し、一つの冊子を作ることを目指す。寄稿者8名でスタート。
エッセイのテーマは、今回の合作俳句のお題「方言」について、個々の俳句について、俳句にある個々の言葉について、あるいは、合作俳句の面白さ、難しさ、などなど好きに。
書く時間は、14時半くらいから15時までと定める。かけた人には、原稿をココルームのメアドに送ってもらう。原稿がぞくぞく集まってくる。パソコンの操作が不慣れな人には、手書きで紙に書いてもらった。早く書けた人には、紙で書いた人の文章の打ち込みをお願いした。

休憩後、編集作業に入る。Canvaのページに原稿を転載し、体裁を整える。Canva、パソコンを使っていない人は、使っている人と一緒に作業。イラストが得意な人には、イラストを描いてもらった。
そして、表紙と裏表紙に載せる写真を選んで明るさや彩度を調整したり、飛び込みで寄稿する人がいたり、テストプリントして校正したりして、講座終了時間の17時をとっくに過ぎる・・・。
まかないご飯を食べたあと、残ってくれた参加者の一人と、居酒屋グランマ号というお店の奥にある輪転機にて250部印刷。持ち帰って、裁断と折り込み作業をして、ついにZINE完成。合作俳句「方言」をめぐって、11個のエッセイが並ぶ。

ZINEは釜芸に置いてあります。無料で差し上げますが、お気持ちカンパ歓迎!
目次
ランジョー(発達障害当事者)「合作俳句に参加して」
とこ/毎床玲音(阪大の球磨弁話者)「ドッジボールのようにリズムを詠み回す」
香菜(お針子)「木の葉丼(このはどん)って、知ってる?
布団と格闘(高校一年生)「何でやネン 北欧の街にて おかん会う」
シンさん(堺市在住)「合作俳句について」
たけし・エランツ(「存在家(そんざいか)」)「Cut-Up Haiku」
(対訳:とこ/毎床玲音「カットーアップ・ハイク(「俳句切り」)」)
大阪環状線歩いて一周男(ココルーム)「北欧の母」
手をのばす(春のイルカにあいたい)「火災報知器と脚本の書き方」
ユキ(遅れてきた人)「『知らんけど ヒトトノデアウ 赤の他人』」
いしかわくん
U(近所のおじ)「Japanese Culture WA 和」
